SEO対策とは

SEO対策とは

SEOとは「検索したとき上位に表示させるテクニックのこと」でサーチエンジン最適化の略です。
GoogleやYahooなどのサーチエンジンはロボットが巡回していて、あなたのホームページに点数をつけます。
点数の付け方はそれぞれのサーチエンジンで異なり、お客様が入れたキーワードに対して点数が高い順番に検索結果として表示するのです。

その点数を決めているのがアルゴリズムです。

注意する点ですが、SEOはどれだけ対策してもサーチエンジンがそのアルゴリズムを変更したときに一瞬で役に立たなくなってしまう可能性があります。事実、数年前にアルゴリズムが変更されSEO対策しているホームページの検索順位が大幅に落ちるといったことがありました。

現在Yahoo!は検索のアルゴリズムにgoogleのアルゴリズムを使用しているので、Googleに対して対策することが標準的です。
過去ペンギンアップデートやパンダアップデートというアルゴリズムの変更が行われ検索結果が大幅に入れ替わりました。

SEO対策会社の選び方

SEO対策会社の選び方

もしあなたがSEO対策会社に依頼しようと考えているのであれば、以下の3点に注目してご判断ください。

1、ビックワードでのSEO実績と実績の日付が最新かどうか
2、料金の透明性と費用対効果
3、SEO対策会社自体の検索順位

それでは、細かく見ていきましょう。

SEO実績と実績の日付が最新かどうか

SEO実績と実績の日付が最新かどうか

SEOの順位はどうやったらあがるのか?という確実な答えは誰も知りません。アルゴリズムはブラックボックスでどうしたら上がるのか?は全て公開されておりません。(一部開発者から、こうした方が良いという情報は公開されています。)

なのでSEO対策会社は基本的なSEO対策に加えて「こうやったらあがった!」というような経験に基づいてSEO対策をします。つまり経験や情報の豊富な会社に依頼することが一つ目のポイントになります。

また「○○というキーワードで1位」と実績が書いてあったら必ずそのキーワードで検索して結果を確認してください。アルゴリズムが変更されれば順位も変わりますので、過去の実績ではなく最新の対策をしている会社を選ぶことが重要なのです。

料金の透明性と費用対効果

料金の透明性と費用対効果

SEO対策は一体どれだけのことをして、いくら費用をかければ狙ったキーワードで1番目に表示されるのか?誰にもわかりません。なぜならアルゴリズムは公開されていませんし、誰もが1位になりたいとSEO対策をしているのですから・・。

更に1位になったとして、いつまで対策し続けなければいけないのでしょうか?これもわかりません。その間ずっとコストがかかります。ここでお伝えしたいことはSEO対策はコストに透明性がほとんどないということなのです。だからこそ、こういう対策をしたらいくらかかりますという透明性のある会社を選んでもらうことが重要です。

料金だけ見ると、「10位以内に表示で課金!それ以外は無料!」をうたう出来高制の会社もあります。その料金システム自体は悪いことではありませんが、悪質な業者は価値のないキーワードでの上位表示を進めたり、自然にあがった場合まるで自分たちの功績であるかのように料金を請求してくる悪徳な会社も中にはあるそうですので、十分に注意してください。

また検索順位が1位になっても、コスト以上のリターンがあるかは別のものになります。SEO対策をするそのキーワードに価値があるのか?など十分に提案してくれる会社と組むことが重要です。

SEO対策会社自体の検索順位

SEO対策会社自体の検索順位

これは、説明は不要ですね。実際に検索すれば実力があるかどうかは一目瞭然です。SEO対策で検索すると約16,400,000件(2023年8月)もでてきました。そんな中で上位を保っているのであれば検索アルゴリズムについて深い知識があるのは間違いありません。

当社はどうかというと、基本的な内部SEO対策はしておりますが、SEO対策の全てを行う専門の会社ではありません。もし、この記事で紹介する条件で選んだとすれば当社はSEOだけを頼むには残念ながら対象外です。では、なぜこんな記事を書いているのかというと、お客様が悪徳な業者にだまされたり、失敗してほしくないからです。

Googleの目指す検索のあり方とは?

Googleの目指す検索のあり方とは?

Googleは知りたい答えを検索すると、より有益な答えを返すような、ユーザー本意の便利な検索エンジンを目指しています。検索サイトでは最大手のGoogleですが、ウェブの検索だけでなく、スマートフォンのニュースアプリケーションなども今後のライバルとなり得ます。もしGoogleより有益な情報をユーザーに返してくれるシステムがあればユーザーは乗り換えてしまうでしょう。だからこそ検索のシステムをユーザーにあわせて常に改善しているのです。

今後はSEOではなくコンテンツを大切にしよう

Googleはより良い内容(コンテンツ)を検索の答えとしてユーザーに提案したいと考えています。だからこそ、情報発信者はいままでのテクニックよりも、ユーザーに有意義な情報を提供すること、コンテンツをしっかりとユーザーに合わせることが重要です。

有意義な情報を発信することでコンテンツが広まり自然と上位に表示されることを目指すのは、テクニックを使って上位表示を狙うSEOとは全く違うものなのです。

テクニックを使って上位にあげようとする行為がスパムと認識されるような、より厳しいアップデートが今後はあるかもしれません。

つまり小手先のテクニックに頼らないで、本当に価値のあるコンテンツを生み出すこと、SEO対策のテクニックにのみ頼った方法で検索エンジン上位を目指さないことが真のSEO対策であるといえます。(順位を決定づけるのはアルゴリズムであるため、当然上位表示しやすい記述方法やルールははありますので、そこを無視するという意味ではありませんので、ご注意ください)

SEMについて知ろう

SEMについて知ろう

SEOと一緒にSEMという言葉を聞いた事ありませんか?SEMはサーチエンジンマーケティングの略で、検索エンジンに広告を出す対策とその広告を最適化する対策のことをさします。結局広告なのか…とあなたはがっかりしているかもしれません。しかしながら、SEMこそ今知っておくべきことだと私は考えています。

通常のチラシやTVCMなどの広告は、興味が無い人にも、これでもかと言わんばかりに、とにかくたくさんばらまいて反応があるのを待つというシステムです。なので非常に無駄が多いのです。10000枚配っても誰も反応してくれないかもしれません。でも印刷代や配布する料金はきっちり10000枚分の請求があなたに届きます。

これはSEO対策も同じだといえます。あるキーワードで上位に表示するまでは成功したが、そのキーワード自体でそんなに調べる人もいなかったとしても、作業に対しての金額を払わなくてはいけません。

対して、SEMは自分でどれだけの費用をかけるのかやどんな人にかけるのか条件を絞ることができます。その後広告がクリックされた分だけ広告費として請求される出来高制のシステムなのです。

SEOを勧める業者は多いけど、なぜSEMを薦めないのか?

SEOを勧める業者は多いけど、なぜSEMを薦めないのか?

SEMの仕組みは簡単です。

様々なキーワードに1クリックでいくらを支払うのか入札金額を決めます。SEMにも当然ライバルはいますので、1クリックあたりに支払う金額が高い方が基本的に上位に表示されます。(厳密に言うとそれだけで決まる訳ではありません)つまり他の会社が20円の入札に対して30円をかけていればほぼ確実にその会社より上位に表示されるのです。この広告費はどこに入るのでしょうか?

そうです。制作会社には入りません。YahooやGoogleといった会社にお支払いされるのです。なので、制作会社はSEO対策に比べてあまり勧めたがらないのです。

SEMはお客様にとってのチャンス

SEMはお客様にとってのチャンス

当社で炭火焼肉一というお店のホームページを制作させていただいたときの事。オーナーは今までホームページを持っていませんでした、つまり初めてのホームページです。でもすぐに一番上に表示されたい思っていました。上位に表示される店舗のSEO対策状況を調べたところ、ライバルのSEOはかなり強いということがわかりました。ちなみに上位には何十万円もかけてSEO対策したであろう形跡のあるホームページも見られました。ですが、オーナーがホームページにかけられるコストはそんなに多くはありません。

通常なら「もっとお金をかけて対策費用を頂かないと無理ですね。」と一刀両断されてしまいそうですが、私はすぐにSEMを薦めました。Yahoo,Googleともに広告スペースではありますが、トップページにこの様に表示されているのです。毎月3万円のSEO対策費で年間36万円かけてそれでも上がらないと悩んでいる企業が見たらどう思うでしょう?たった数千円でトップページに広告スペースを勝ち取りました。しかも他の金沢の焼肉店はほとんどSEMをしていないのです。(2011年時点)なので最初からこうなる事は目に見えていました。一人勝ちです。ライバルがいないので1クリックあたりの金額も安く抑えられ、ホームページから予約も入り、広告費以上の収益をとることに成功しました。

イメージでは、他の広告はほぼ全て総合サイト。SEMなら個人店でもキーワード次第では十分に戦えうことができる。広告を始めた2011年当初は、広告を出しているのは炭火焼肉一様と総合サイト1社だけだったため、SEMの土俵では、ほぼ一人勝ちでした。2015年4月現在でも個人店でSEMを上手に利用しているお店は少ないです。

キーワードを複数設定できるのもSEMの魅力です。

キーワードを複数設定できるのもSEMの魅力です。

SEO対策の場合、内容が散漫になってしまうため1ページにいくつもキーワードを設定することが難しいです。ですがSEMの場合、いくつものキーワードや広告を設定できるので幅広くお客様に告知でき、上手くキーワードを設定できればコストも抑えることができます。

またアクセス解析と合わせれば、お客様がどういう風にあなたのホームページを訪れるか情報を収集できるので、ホームページの内容の変更の指標にも使えます。また、配信地域や、時間など選べる項目もいくつかありますので、SEMについては知っておきたいところです。

SEMをする上での注意点

SEMをする上での注意点

ただしSEMにも注意が必要です。それはコンテンツにあわせた広告を出すということです。 「これは美味い!最高の近江牛のカルビをわさび醤油で食べれる店!」とあるのに、ホームページのトップページに近江牛をわさび醤油で食べているような写真やキャッチコピーがないのでは、訪れた人はがっかりするでしょう。広告自体が無駄になってしまいますので、基本的なことにも注意してください。

まとめ

まとめ

SEOには不透明な部分が多いので、対策会社選びやSEO対策の内容には十分に気をつけましょう。そして今後はSEOという考え方よりコンテンツの内容が重要になります。ただし、決してSEOに否定的な訳ではありません。SEOはコンテンツを作る上で、よりわかりやすい記事を目指したり、ペナルティを受けないためにも知っておいた方がよいからです。検索エンジンに好まれる書き方のルールを使いながら、コンテンツをしっかりと作り込むことが重要だと考えています。

また状況に応じてSEMも理解し考慮することでSEO以上の効果やコストの削減につながることもあります。どんな対策があなたのホームページに合うのか、戦略をもって進めていくことが重要です。

この記事を書いた人
松尾雅由

松尾雅由

MASAYOSHI MATSUO

株式会社ARTMIXTURE代表取締役。MacromediaのFlash5に魅了され、Web制作の世界に飛び込む。コーディング・Webデザイン・CM制作・サウンドロゴ制作などクリエイターとして活動。2015年にリリースした予定管理アプリPixelSchedulerは現在も全世界で利用されている。2021年まで専門学校の講師なども勤める。プロフィール詳細はこちらをご覧ください。